インプラントとは、生体親和性の高いチタンという金属を人工歯根として骨の中に埋め込み、それを土台として歯をいれる方法です。
インプラントに使用されるチタンという金属は金属アレルギーの可能性の極めて低い金属です。
全身疾患で問題のある方や骨粗しょう症で治療中の方、妊娠中の方以外は、ほとんどの方が受けられる治療ですが、外科治療であるインプラント治療はリスクを伴うこともございますので、詳しくはご相談ください。
両側の歯を削って固定するブリッジと違い、インプラントは単独でも歯を入れる事が可能な為、健康な歯を削る必要がありません。
入れ歯と比較するとインプラントは異物感がなく、取り外しも必要ありません。自分の歯のようにしっかり咬むことが出来ます。
1. 診断、治療計画の立案
より安全で、無理の無いインプラント治療を適切に行なうためには、顎の骨の骨の状態を詳しく調べることが重要です。
そこでCT検査を行なうことによって顎の骨の断面画像を撮影し、その画像を見ながら治療の計画を立てます。また当院ではインプラント診断ソフトを導入しています。
2.インプラント1次手術
骨の状態を確認したあと、インプラントを埋める外科処置を行います。
手術の時間はインプラントの本数にもよりますが、麻酔の時間を含めて約1時間です。入院の必要はありません。
3.インプラント2次手術
一般的に約3−6ヶ月以上インプラントが骨と結合するのを待ちます。
その後、インプラントに歯を装着する為の装置をつける簡単な外科処置を行います。
4.補綴治療(かぶせ物)
外科処置後1−2週間傷が治るのを待ち、型取りを行います。色や形が他の歯に合うように、かぶせ物や義歯を作ります。
5.治療後のメンテナンス
インプラントは、金属でできているため虫歯にはなりませんが、汚れが付着した状態が続くと歯肉に炎症が起こり、出血が見られたり、腫れたり歯周病と似た症状が見られることがあります。
インプラント治療は治療終了後はと同様適切なクリーニング、定期健診が必要です。